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ただ煩雑なだけのあまり難しくない問題集
(2008-06-28)
はっきり言って,東大などを目指していて,基礎はしっかり身に付いていて,難しい問題を解きたいという方には,おすすめできない。本当に本質的に難しいのを解きたいなら,旺文社の標準問題精講をやると良い。本当に難しいから。それに対して,難系は,ただ状況設定が煩雑,計算が煩雑なだけの問題がたくさんあるし,実際に,悪いけれど,問題レヴェルも標準的なものがほとんどだ。もちろん,物理は標準的な問題をきちんと解ける力は必要である。しかし,そういった演習をしたいなら,もっとほかに良い問題集はたくさんある。名問などがいい。そして,演習問題は糞だ。巻末の解答を見てみるがよい。これではわからない問題にぶつかったときに絶対にわからない。この問題集が一般的に高評価を得ている理由がわかりません。ただひとつ,これをやるメリットは長文対策には良いということだ。京大を目指すなら,一応,長文になれるためにやってもよいだろう。
そんなに傑作か?
(2008-06-06)
難関大受験で物理といえばこの本というのが、通説ですが、
本当にこの本はいいのでしょうか?
たしかに例題の選定は素晴らしいです。
正直この部分のだけでやる価値はあります。
しかし、それだけです。
まぁ、例題以外はやらないものとしても、
解説がいまいちです。
別に計算過程を丁寧に追えるようにしてくれというわけでありません。
一問で応用がきくように、物理の特性とでもいうような、
この部分の解説に旨みがありません。
かといって、解答パターンの習熟にも、注意を払っていません。
なんとも中途半端。
なので、問題演習を通して自力で本質を見出せる人向きです。
あるいは、単なる問題集としてです。
実際には、本質を理解せずに本番を受け、問題が表面化しなかっただけ
の人も多いはずです、こういった受験勝者からは、わけもわからず、
結果論で高評価を得るでしょうね。
この本の高評価の所以は、受験のうまい生徒が自分の力と本書の力とを
錯覚しているだけです。
本書の利用者の大半が優秀なはずですから。
ただ単にほかにちょうどいい難易度の本がないだけです。
過剰な期待は厳禁。ごく普通の問題集です。
練習程度なら・・・
(2007-11-29)
まぁ演習書という言葉で事足りる本ではある。
内容的には難関校物理学部程度の受験生は解いたら解いただけのメリットは多いであろうが問題点が無いわけではない。
ここでこれを言うには本書の企画的な面からすれば可哀相ではあるがしかたなしに述べたい。
まず最大の問題はイメージが出来ないとかのちゃちな問題ではない。
まず書いてあることに対する理論的追求がなされていない。
駿台の新物理入門、並び新物理入門問題演習のような初学者向けね簡単な理論的追求がメインのような参考書とは違い問題数にこだわっている。
ページ数の制限からやむを得ず理論的な見解が欠如なされているのだろうと考えます。
その点が残念で星1つ減らしました。
しかし、駿台のは問題数が少ないという欠点があります。
この点を補うのにこの本ほど最適な本は断言して今はありません。
受験参考書の難関大向け物理は全てに目を通しましたが問題の質と量は最高です。
演習書としての機能はずば抜けています。
しかし、残念なことがあります。
それはこの本を使う方に対するものです。
この本を使う前には先ほど述べた駿台の参考書や河合の参考書(両方国際物理学オリンピックの参考推薦図書)のような理論をしっかりなさった方とこの本に真っ正面から体当たりする方とに別れますが、他の方のレビューを見た感じ後者が圧倒的多いと分かりました。
確かにこの本は優れた良書であります。
そのため後者の方でもやれば相当の実力はつきます。
しかし、それは決して好ましいことではありません。
人それぞれですがこのような素晴らしい本を使うさいは理論的な思考力(公式の暗記ではない)を備えた方にやっていただきたい。
そのほうが本書で200%の力を出すことが出来ます。
うわ・・・
(2007-08-28)
難問をむやみやたらに並べている問題集と思っていたらこのハイクオリティーさ!!
ちゃんと標準問題も載せてくれてますし、難問は演習問題コーナーにずらっと並べてあるようです。勿論質が高い問題を。
さすがに物理の基礎がなってないひとにはお勧めしません。最低でもエッセンスか新体系は理解してからではないと(全て理解する必要はないと思う)説明を読んで分らない可能性もありますし。とりあえず挑戦する目安としては「この本の説明文が理解できる」力があることが前提です。(漆原シリーズをやっとくとさらに効果的かも)
気合いでやり抜く!!
(2007-06-05)
結果から言います。この問題集の例題だけを一ヶ月かけて完全に理解したら、マーク模試で30点とか学校の定期試験で0点とか取っていたくらいの成績から、センター試験は満点(見直し含め20分で)、旧帝大の入試でほぼ満点取れました。使い方は、書かれていることを一行一行完璧に理解しながら読み進めただけです。もちろん完璧にですから、つまづいた箇所は分かるまで自分で考え(物理の教科書も持っていなかったので3日考えたこともありました…)、疑問に思うやり方には様々なアプローチ(図形的に考えたりイメージを膨らませたりグラフ化したり)を試してみて、理解できたところは次の日に必ず復習し、らせん状に進めて一ヶ月で例題を隅々まで理解し解き終えました。というか、やり始めたのがセンターまで一ヶ月しかなかったので気合いで終わらせました。途中で何度もくじけそうにはなりましたが、医学部合格には道が他になかったので気合いで乗り越えました…。考えまくっていると必ずピンとくる時が来るし、他の問題との繋がりが見えてきたり、なぜこういう説明がなされているか、なぜこういう解き方をするのか等々、様々な事が見えてきます。計算しつくされた構成で、一つの問題にたくさんの基本が詰まった素晴らしい問題ばかりだと思います。この問題集を征する必要十分条件は、挫折を恐れず自分の殻を破ってみる勇気と気合いだけです。これらを持ち合わせる方や覚悟のある方はお試しあれ!乗り越えた先には素晴らしい何かが必ず待っていますよ◎

