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松瀬 学

光文社

カテゴリ:Book

売上ランキング:80777

価格:¥ 777

発売日:2006-11-16

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カスタマーレビュー

特にラグビーに興味を持ち始めた人にはお勧めします  (2007-01-08)
これまでの著者の作品とは若干異なる印象がありますが、これも「スクラムというラグビーの最も重要にしてわかりづらい部分に対して、極力わかりやすく著する努力」と理解しています。

旬なメンツに対するインタビューを織り交ぜての構成で、藤田剛(現明治大学HC)、太田治(現日本協会GM)と言った歴代ジャパンを代表し、且つ現在のジャパンラグビーの発展に重要なポジションの面々。
そして長谷川慎(サントリー)、石山次郎(新日鉄釜石)といった新旧の名左プロップのコメントも面白いです。

強いて言えば、サブタイトルは内容と対比するとちょっとアカデミックすぎるかな。でもラグビーファンならば十分楽しめます。特にラグビーに興味を持ち始めた人にはお勧めします。

スクラムこそ人生だ!  (2006-12-30)
学生・社会人とラグビーを、プロップとして続けていた私にとっては、非常に面白い本で「よくぞ取り上げてくれました」という感じでした。私が現役時代に対戦した人たちも登場しているので尚更面白かったです。

ここに書かれていることは、世の中(スポーツ欄、スポーツ紙・誌でさえ)ではほとんど取り上げられることがなく、ラグビー経験者だからといってわかる話ではありません(つまらない話である、ということではありません)。
ラグビーではほとんど取り上げられない「スクラム」について、特に「フロントロー」について語られているからです。

私は、ラグビーの試合を見に行くと、自分の経験からスクラムの駆け引き、特に1列(フロントロー)同士の駆け引きに目がいくのですが、周りの観客は「さっさと組めよ」とか「なにやってんだよ!」とか言われている状態。このように世間とプロップの認識にスクラムに対してのものの見方にこれだけ差があると、人に「自分はラグビーやっていました、ポジションはプロップでした」と言うのが精一杯で、それ以上は自分の経験としてのラグビーではなく、一般論としてのラグビーの面白さを語るのが精一杯でした。

そんなプロップを取り上げて書籍化するなんて、売れるのかどうか?とか大丈夫か?などと心配してしまうのと同時に、素直に「ありがとう!」という気持ちがこみ上げてきます。

プロップは縁の下の力持ち。トライをするチャンスも少なく、脚光を浴びることもなく。
でもスクラムに対してのこだわりは人一倍。
これだけの諸先輩がたも自分たちと同様に、華やかでなくてもスクラムにこだわり、誰よりも対面勝負にこだわってきたことがわかるだけでも、非常に勇気がわいてきます。

現在プロップをしている方、もしくはしていた方!是非お薦めします。
そして自分のポジションに誇りを持って生きましょう!

スクラムを組んでいる人のこだわりがわかる  (2006-12-12)
この本はスクラムの解説書ではなく、スクラムにこだわっている人々を描いている本である。スクラムを組んだことの無い私にとっては、この本を読んでもスクラムが何かはやっぱり解らない、なぜスクラムがくずれるのかもわからない、本の中でもいろいろな人がスクラムについていろいろな説を述べていて良く解らない。しかし、この本を読むと、「スクラムの強さは体重差だけで決まるものでは無い」「スクラムはミリ単位の体の動かし方・駆け引きで強さが決まる」「コラプシング(スクラムを崩す反則)の判定は、あやふやなものらしい」など、スクラムは複雑・哲学的なものであり、情熱を傾けるに足るものであることが解る。とにかく、スクラムを組む人々の「こだわり・情熱」が良くわかる本である。しかし、こういう本に外国人選手の名前が少ししか出てこないのが、日本ラグビーの限界を示している、もっとおもしろい世界のFW選手を取り上げて欲しい。また、ラグビー界の人って異常に出身校や所属会社にこだわっていて、部外者にとっては気持ち悪い。他のスポーツではこんなことは無い。ラグビー見るだけの人(特に私)にとっては、早稲田と明治のどっちが強かろうがどうでも良いことであって、JAPANが世界に通じるかどうかが一大関心事項なのだ。ライターの方々はそのことを肝に銘じておいて欲しい。選手もライターももっと世界に出て行って欲しい。

おもろい  (2006-12-07)
おもろい。爆笑と感嘆の連続でした。一気に読んでしまいました。ラグビーにはこんな愉快な世界があるとは。登場するプロップの言葉はどれも魅力的です。「スクラムを押すのはロックの仕事である。スクラムを押せないのはロックの責任、押されるのはフロントの責任」等々、経営的な視点からも相通じるものがあります。石山次郎さんや長谷川慎さんの対談は傑作です。笑いの裏に男としての極みを感じました。こんな本が出るとは、日本ラグビーもまだ捨てたものじゃありません。お奨めの一冊です。

松瀬といえば  (2006-12-06)
松瀬といえば、重戦車FW擁する明治に敢然と立ち向かう早稲田のプロップというイメージがあり、早稲田ラグビーが持つ悲壮感とあいまって、私には、ストイックな男という松瀬像が出来上がっていた。だから、彼の書籍は可能な限り読んでいるが、本書は彼の著作の中では最もお薦めできない部類に入る。ギャグに走ってもまじめに走っても、文章が中途半端である。松瀬の得意分野であるスクラムを扱ってこの出来とは残念である。
同時代に同じ早稲田ラグビー部に席をおいた藤島大に、ライターとしてかなり差をあけられているのではないか。藤島大の文章には、悲壮感と品格が感じられるのだが、松瀬は暗中模索状態といったところか。原点に(プロップにコンバートされたころ)立ち返ってはどうだろう。

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