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Philip Kotler
Alan R. Andreasen
井関 利明
新日本監査法人公会計本部

第一法規

カテゴリ:Book

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価格:¥ 5,250

ポイント:52 pt

発売日:2005-06

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カスタマーレビュー

網羅的なテキスト  (2007-11-05)
マーケティングの基本である顧客志向からソーシャルマーケティングまで、公共部門を含めた非営利組織におけるマーケティング戦略について体系的に纏めた書籍。目は引くような新しい理論はこの本にはないが、「マーケティング」に正直に取り組んでいく際のテキストと考えれば良いか。そもそも非営利組織(特に公共部門?)はこうした顧客視点とかマーケティングなど概念=営利的と受取られがちな世の中において、組織をさせる手法としてマーケティングが有効であることが本書からは読み取れる。ただ、如何せん分量が多いのと、近年の潮流である民間連携にからむ記述が少ないのが残念。取りあえず「公共部門にもマーケティングが有効」ということをざっくりしたいのであれば、同氏近著の「社会が変わるマーケティング」が分かりやすいのでは。また後者の「民間連携」については「社会責任のマーケティング」が網羅的であるので合わせて参考にすると良いと思う。

マスト・ブックではあるが・・・  (2006-03-07)
第6版となって、内容がさらに厚みを増した非営利組織研究のマスト・ブック。「マーケティング=コトラー」という神話が当分の間、営利・非営利を問わずに重要視されるという点では、非営利組織に携わる者は、それなりに読んでおく必要があるだろう。ちなみに、この本は、邦訳のほうが原書よりお得である。

内容としては、これまでの版において言ってきたことに、さらに様々な最近の新しい要素を加えた、と言うのが単純化したレビューである。しかしながら、共著者のアンドリーセンが比較的新しいアプローチを導入しているのに対して、やはりコトラー先生は経済学的なアプローチに回帰しているきらいがあり、新旧のアプローチが織り成す様々な矛盾点をあちこちに見出すことができる。
まぁ、そろそろ土台となるフレームにきしみが出ているということだろうか・・・。

しかしながら、研究をする者も実践者も、非営利組織に関与する者ならば、頑張って読むべき一冊であろう。もっとも、これからいきなり入ると多くの人がちんぷんかんぷんで終わる。そのため、ソーシャル・マーケティングなどを数冊読んだ上で無いと、テクストの波を整理できないというのが欠点である・・・。

分厚い でも「病院経営」という視点だけでは足りないと思う人に  (2005-09-23)
大変分厚い。その分高価。でも、通常のボランティア組織の立ち上げや「病院経営」といったことを扱った本とはかなり異なる視点から執筆されている。たぶん、経営論になれた人にとっては当たり前な内容なんだろう。
でも、この本の中にある組織中心志向から離れることができず行き詰まろうとしている組織は日本にはまだまだ多いと感じた。病院、大学、保健管理組織、研究・調査機関など、患者や学生、住民などに、「正しいと思っていることをやる」こと自体がすでに誤っているということに気づいていない人たちがあまりに多いのではないか。
この本はマーケティング戦略が題材だが、その最初の部分のほとんどは組織変革について書かれている。
現場を見てほしいと現場で働くものは上層部に不満を漏らす。でも、本当に見なければならないのは現場で働いている「人」ではなく、現場がもたらした「結果」でありそれに対する顧客の「評価」であるとはっきり記されている。
崩れ落ちそうな病院や大学などの組織にあって、そのシステムをよい方向にかえられないものかと考えながらいくつか本を読んでいる人なら、この本に取り組んでみよう。少なくとも、第1部からはきっとたくさんの示唆を得られるものと思う。

コトラーのマーケティングの概念はどこまで拡張できるのか?  (2005-07-09)
ものを売るだけの"セールス"という概念に対して、商品開発・広告戦略等を含む包括的概念として"マーケティング"という概念をコトラーが提唱して数十年。最初は主にコンシューマーグッズメーカーについて語られていました。その後次第にその対象は拡張され、サービス業、医療機関、さらには公的機関についても語られるようになりました。本書ではとうとうその対象は非営利組織となってきました。後残っているのは国家と宗教団体ぐらいでしょうか?
(対象が拡張されても、話はいつも同じような気がします。)

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