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受験生よりかは受験が終わった方のために
(2004-06-03)
私が読んだ印象では、読者として想定している対象がいまいちわからない、と感じました。
というのは、タイトルなどでは、受験生へ向けているようですが、中身はどちらかというと医学生に読んでほしい、というような内容もあり、受験生へ力点を置いた本ではないという印象を受けました。
医学部生のカンニングについても受験生が著者から聞きたいことは、具体的な勉強法であり、医学部生がカンニングを良しとすることへの著者の反論はこの本に書く必要はないと思うのです。
医学部は暗記で合格できるという話も、具体的にどうするかがさらりと書かれ、なぜ暗記なのか?という方法論の正当化が長く論じられており、これは今までに自分の方法論を批判してきた人に対するコメントであり、著者の方法を獲得したいと考えている人にとっては、必要ありません。
受験生の立場で知りたい、成績をあげた方法などを書いてほしかったのですが、ひたすら赤本という話や抽象的な話が多く具体的にもっと書いてほしいというところでした。
偏差値40の人が赤本をまず理解できるのか?という疑問や九九も覚えるのが遅かった人が赤本をひたすらやって効果が出たのは何でか?などよくわからず、理想とする医学部とは?という問題についてはこの本で論じる必要はないと私は感じました。
この本はぜひ書店でさらっと中身を確認することをお勧めします。
受験生よりかは医学部生や、医学部関係者が手にとるといいかも?と思います。

